2018年はAppleが日本での直営店戦略を大きく変更した年と言っていいでしょう。4月にはApple 新宿、8月にはApple 京都、そして10月にApple 渋谷のリニューアルオープンと立て続けに店舗の新規オープン、リニューアルを実施しました。さらに2019年にも既に1店舗の開業を予告しており、2018年からAppleの直営店出店はかなり活発になりました。
増えたのは店舗数だけでない
Appleは日本では銀座、渋谷、心斎橋、仙台一番町、名古屋栄、福岡天神、札幌(無期限休業中)に直営店を展開していました。これら店舗の立地や外観、内装は統一されており、貸しビルの1階を含む複数のフロアを借りる路面店タイプの店舗として営業してきました。その後、2014年に8年ぶりとなるApple 表参道が出店されたのですが、これは単独路面店タイプの店舗として国内の旗艦店という位置付けになりました。
そのためApple Storeは都心部に路面店として出店されると考えられてきました。しかし2018年4月にオープンしたApple 新宿は新宿マルイ本館の一部をApple Storeに改修して出店されました。他のテナントとは区切られているものの、これまでのApple Storeとは一味違う出店場所となり、今後の店舗展開の可能性を広げる店舗となりました。
さらに8月に出店されたApple 京都は出店都市の可能性を広げました。これまでその地方で最も大きな都市の中心部に出店されてきたApple Storeですが、京都にも出店されたことで、地方都市や大都市周辺部への出店に期待が持てるようになってきました。これは日本全国の多くのAppleファンが待ち望んでいることでもあり、僕も地方都市への出店には期待しています。
2019年のApple Storeは
Appleは2019年も国内の直営店網を再構築すると予想されています。既に1店舗のオープンはAppleから公式に予告されており、おそらくこの店舗スタッフの求人(神奈川)がWebサイトにも掲載されています。神奈川の店舗はラゾーナ川崎プラザへの出店が最有力と考えられており、2018年の出店場所(ショッピングセンター内)、出店地域(大都市周辺)の拡大が2019年も継続されることが示唆されます。
また古くからある直営店のリニューアルも予想されています。Apple 福岡天神は不動産関係の情報から路面店として移転すると予想されています。Apple 渋谷から始まった既存店のリニューアルは2019年以降も続くのでしょう。銀座や仙台一番町、名古屋栄、心斎橋は最近のApple Storeと比べれると少し古臭くなってきています。これら店舗も順次改装されるのではないでしょうか。