昨日あたりから次世代iPhoneに5.8インチの有機ELディスプレイ搭載という噂が海外メディアで報じられています。早ければ2017年にもこのiPhoneが発表されるとのことですが、少し先走りすぎの印象が強いです。
有機EL Wikipediaより |
情報源はサプライチェーン
今回の噂の情報源はサプライチェーン筋ということですが、このサプライチェーンに入った部品の情報が実際にAppleが発注(照会)したものの情報かはわかりません。サプライチェーンから漏れる噂は時として他のメーカーが発注したものが紛れていることもあります。
またAppleが5.8インチの有機EL搭載に興味を示しているとしても、2017年発表のiPhoneは試作機の試作段階でしょう。これが本当に製品化されるかは不明です。確かに製品化されれば面白いのですが、大画面すぎる点も情報の信ぴょう性を疑う余地になっています。
大画面化がiPhoneの進む道なのか
AppleはiPhone 6/6 PlusからiPhoneの大画面化へと進み始めました。確かにスマートフォンの用途が増え、4インチから大画面化することは必要でした。しかしiPhone 6 Plus(5.5インチ)ですら、片手での操作は難しく、持ち運びにも不便な点が出ています。
ここで5.5インチからさらに一回り大きなディスプレイを搭載したiPhoneを出すのか、大きな疑問はあります。Appleは大画面化へと進む一方で4インチiPhone(iPhone SE)の発表を予定しており、小さなiPhoneの必要性もわかっているはずです。
携帯電話の基本はコンパクトさであり、iPhone 6s Plusよりも大きなディスプレイが必要となる用途はiPadに任せればいいのでは?と僕は思います。この点を考え合わせると、大画面の有機ELディスプレイ搭載iPhoneの噂はフライング気味の憶測なんじゃないかという気がしています。