AirPodsの不満点を解消したPowerbeats Proに期待

AirPods(第2世代)が発表され、注文しようと思ったところに「Powerbeats Pro」なる完全ワイヤレスイヤホンの存在が明らかになりました。iOS 12.2内から同モデルのコードが発見されたことで明らかになったのですが、後にAppleからも「Powerbeats Proは5月発売」と公式にアナウンスされました。このPowerbeats Proに期待しています。

Powerbeats Pro

防水で音量ボタン搭載

Powerbeats Proの詳細はWebサイトで発表されているだけしか明らかになっていませんが、AirPodsから完全ワイヤレスによる開放感を引き継ぎつつ、AirPodsにあった不満点を解消してくれるモデルになりそうです。AirPodsは再生中に音量を上下させるにはSiriに音声で頼む必要がありました。Apple WatchのデジタルクラウンやiPhoneの音量ボタンでも音量を調整できるのですが、これらはどうしても一手間かかってしまいます。この不満点をPowerbeats Proは音量ボタンを搭載することで解消しています。

Powerbeats Pro

また運動中や屋外での作業中はどうしても汚れたり濡れたりするのですが、Powerbeats Proは防水性能を向上させ、また防沫性能も付与されていると紹介されています。少しの汚れ程度なら水でさっと洗えそうで便利になるでしょう。私はAirPodsを屋外作業時につけることも多く、どうしても汚れが気になっていましたが、その汚れが落としやすくなるのは大歓迎です。

ワイヤレス充電非対応が残念

AirPodsもPowerbeats Proも完全ワイヤレスイヤホンとしてAppleが長年追い続けている「ワイヤレスな世界」を実現するアイテムの一つなのは間違いありません。しかしAirPodsがワイヤレス充電ケースを用意して充電もワイヤレスにした一方で、Powerbeats ProのケースはLightning端子からの充電となっています。この点だけがPowerbeats Proの残念なところかもしれません。

Powerbeats ProはバッテリーもAirPodsより長く持ち、音質も高められており、フィット感も向上し、色が選べ、さらに価格はAirPods(第2世代)とワイヤレス充電ケースとのセットとそれほど変わりません。AirPodsをもっとハードに使いたかったユーザーが買い換えるのはAirPods(第2世代)ではなく、Powerbeats Proなのかもしれません。

更新情報を配信します