AppleはiOS 12.2内で設定画面が見つかっていたBeatsブランドの完全ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro – Totally Wirelessイヤフォン」を正式に発表しました。Powerbeats ProはAirPods(第2世代)と同様にH1チップを搭載し、充電ケースに収納するときにイヤホンに充電される仕組みを採用しています。
音質と再生時間とフィット感
Powerbeats Proは完全ワイヤレスイヤホンとしてAirPodsの長所を引き継ぎつつ、音質向上が図られているとされます。また調節可能なイヤーフックが付いていることで、激しい運動中にイヤホンがずれることを防ぎます。AirPodsも大抵の運動でズレることはないのですが、「ズレそう」と不安になることはあります。Powerbeats Proではその不安感がなくなるのでしょう。
またバッテリー持続時間も長くなっており、AirPodsの連続再生時間が5時間であるのに対し、Powerbeats Proは9時間の連続再生時間を実現しています。さらに防汗、防沫性能も付加されており、スポーツ中の使用に耐えられるように設計されています。もちろん「Hey, Siri」が使えてAirPods(第2世代)の上位バージョンという印象の製品です。
ワイヤレス充電と価格
これだけ聞くとAirPods(第2世代)よりもPowerbeats Proがよさそうに見えますが、Powerbeats Proにも物足りない点はあります。Powerbeats Proのケースへの充電はLightningケーブルで行います。AirPodsで使えるようになったワイヤレス充電には対応しません。
また価格は2万4,800円(税別)と設定されており、AirPods(第2世代)と通常の充電ケースの組み合わせより7,000円高く設定されています。価格については音質や防汗性能の向上等で仕方のない部分もあるのかもしれませんが、ワイヤレス充電に対応しなかったのは残念です。
ワイヤレス充電非対応ということでAirPods(第2世代)と少し迷うところはあるのですが、やはりPowerbeats Proの方が良さそうに見えます。バッテリーがへたってきたAirPods(第1世代)からの買い換えはPowerbeats Proを買うことにします。ちなみに発売は5月とされています。