ニューヨークでは5月31日からApple PayのExpress Transitを使った改札通過が可能になります。Express Transitは日本のユーザーにはSuicaのエクスプレスカードとしてすでに浸透しているのですが、この機能がようやく世界に広がっていくようです。
ニューヨーク、ロンドンで
5月31日からニューヨークの地下鉄の一部の路線でApple Pay(Express Transit)による改札通過が可能になります。大勢の利用者が改札を通過する地下鉄で、どこまでApple Payがスムーズに改札処理できるかはまだ分かりませんが、少なくともExpress Transitに対応していることでFace IDやTouch IDでの認証プロセスをスキップできることは大量の利用者の改札通過を円滑に処理するのに役立つでしょう。おそらく今日の夜くらいには多くのユーザーがExpress Transitを使った改札通過動画をアップするはずで、その動画に期待したいです。
このExpress Transitを使った改札通過は既にApple Payでの通過に対応しているロンドンの交通機関でも導入されるようです。上の動画にあるように現在のApple Payによる改札通過には(Suicaに比べて)少し時間がかかるためロンドンでもExpress Transit導入で円滑なモバイル決済による改札通過が可能になると期待されています。
Apple Watchで改札通過。読み取り時には手首に振動が伝わる。 pic.twitter.com/sY7ujUNmcj
— ふーてん (@hu_ten_) 2016年10月25日
日本はApple PayとSuicaが提携したことでモバイル決済による交通機関利用について、他の国をリードしているのは確かです。しかしアメリカ、イギリスでも同様の機能がごく一部の路線ですが同様の機能の提供が始まり、利便性で追いつかれつつあるのではないでしょうか。海外のApple Payの利便性がどんどん上がってきているのに対して、日本のApple Payに大きな進化がないことが最近少し気になっています。