AppleはWWDCの基調講演でiOS 13を発表しました。様々な新機能が追加され、今年の「秋」に一般公開されるiOS 13はiPhone 6s以降のモデルにインストール可能と案内されています。そのためiOS 12がインストールできたiPhone 5s、iPhone 6/6 PlusにはiOS 13はインストールできません。また対象から外れると噂のあったiPhone SEはiOS 13もインストール可能と案内されています。
結局は順番通り
昨年公開されたiOS 12は例年通りだとサポートから外れる順番になっていたiPhone 5sでもインストールできるのが大きな特徴の一つでした。さらにただインストールできるだけでなく、iOS 12にアップデートすることで動作が軽くなるメリットまであり、古いiPhoneの寿命が少し伸びたとユーザーはAppleの方針を歓迎していました。しかし結局、iOS 13では延命したiPhone 5sと順当にサポートから外れる順番のiPhone 6/6 Plusが非対応となり、むやみに古い機種をサポートしない方針に戻ったと考えられます。
確かに新しい機能を搭載するにはそれなりのスペックが必要であり、スマートフォンの寿命を考えると古い機種をいつまでもサポートし続けるのは得策ではないのかもしれません。Appleも買い替え需要でiPhone販売台数を確保する必要があるのも事実です。来年はiPhone 6s、再来年はiPHone 7がサポート対象から外れていくのでしょう。ちなみにiPhone SEはiPhone 6s発売の半年後に発売されており、今回のiOS 13のサポート対象となっています。
まだまだ根強い人気のあるiPhone SEに最新のOSがインストールできることで喜ぶユーザーは多いでしょう。ただ、これでもう少しの間はiPhone SE 2が発表されない可能性が高まったかもしれません。