現在、開発者向けのベータ版で新機能の検証と不具合の修正作業が進められているwatchOS 6ですが、このwatchOS 6では新たなAppleが提供する標準アプリが追加されていることが確認されていますが、これら標準アプリがホーム画面から削除できるようになると報じられています。(Apple Watch’s own built-in apps can be deleted in watchOS 6)
小さな画面を有効活用
現在、Apple Watchを購入するとAppleが提供するアプリ(タイマー、ストップウォッチ、アラーム、世界時計、株価、天気、トランシーバー、呼吸、ラジオ、カメラ、カレンダー、地図、ウォレットなど)が初期状態で表示されています。これらアプリは消すことができないので、ほとんど使わないにも関わらずアプリ一覧に表示され続けてしまいます。
iPhoneのように画面が大きく、またフォルダ内にアプリを格納できるなら消せなくてもいい(iPhoneでも非表示にできます)のですが、小さな画面を有効に使わなければいけないApple Watchで不要なアプリを消せないのは不合理でした。この不合理さがwatchOS 6で解決され、プリインストールアプリも一覧表示から削除できるようになるとネットメディアが伝えています。
今までは使わないアプリを端に表示させて対応していたのですが、表示自体を消すことができればスッキリした画面になるのは間違いないでしょう。なぜこれがもっと早くに実装されなかったのか不思議でなりません。
株価、トランシーバー、世界時計
AppleがApple Watchに最初からインストールしているアプリでも、有益なものは多くあります。しかし私の場合、株価アプリやトランシーバーアプリ、世界時計アプリは全く使ったことがありません。トランシーバーアプリはApple Watchユーザー同士での会話に使えるとされ、watchOS 5の新機能として大々的に発表されたものの、通常の電話より便利という状況があまり見あたらず、一度も使ったことはありません。
Apple Watchの使い方は人それぞれでAppleが最初にインストールしているアプリを全て有効に使っている人もいるかもしれませんが、大半のユーザーはそうではなく、不要なアプリを一覧の中に表示させ続けていると思われます。watchOS 6ではこれら不要なアプリが消去できるのはかなり嬉しいです。