iPhone 5の発売と同時に始まったau LTEですが、その後のエリア表記問題と通信障害の発生で評判を落としてしまいました。特に2.1GHz帯のLTEは計画を前倒しでサービスインしたようで、その影響からかエリアが狭く、「つながりにくい」の烙印を押されてしまいました。
iPhone 5s/5cの発売でようやくauのメインバンドである800MHz帯のLTEに対応したことで、auのLTEに関する評判は徐々に改善してるとおもいます。ではこの2.1GHz、800MHzのLTEは今後どのように整備が進められるのでしょうか。
800MHzのLTE これだけ出れば十分 |
その計画は既に1年前、iPhone 5発売時に公表されています。
「KDDI、LTEを最大150メガに 国内最速、14年春めど(日経新聞)」
2012年段階では37.5Mbpsでも超高速で、150Mbsなんて想像の外でした。しかし今では徐々に現実のものとなり、既に一部ではサービスが始まっています。その150Mbps化のメドが1年前から2014年春と想定されており、免許情報やTwitterなどでの報告をみると、その春に向けて整備が進んでいる印象です。
記事内では2014年3月末までに2.1GHz帯では全てをLTEに割り振って下り最大150Mbpsとする計画と書かれています。都市部では全ては無理かもしれませんが、多くの地域が150Mbps化することを期待します。150Mbpsは正直現時点では不要な速度ですが、これだけ高速通信が可能になれば、同時に大量の通信を無理なく捌けて、快適な通信環境が維持されるのではないでしょうか。
また記事内では、800MHz帯のLTEについても計画が書かれていますが、現在の下り周波数で10MHzをLTEに5MHzを3G通信と通話に割り当てる状況が今後も続くようです。そして将来的には800Hz帯と2.1GHz帯の周波数をまとめて使う技術(キャリアアグリケーション)も想定していて、それで150Mbps化することも計画されているようです。