iOS 13 beta 3では、ARKitを使ってFaceTimeでビデオ通話をする時、カメラから目線を外していてもカメラ目線に補正される機能が搭載されるようです。少しの工夫ですが、この機能はFacetimeをより良いものにするのは間違いなさそうです。
ARKitで視線を修正
これまでのFaceTimeでカメラ目線の自分の姿を相手に送るなら、視線はディスプレイの外部にあるカメラを見ることになります。しかしそれではディスプレイで相手の顔を見ながら話せず、結果的に双方ともに視線がずれた状態の相手に向かって話していました。これでも互いに視線がずれることを理解していれば問題はないのですが、目を見て話しているという感じではなく距離を感じる一つの原因になっていまし。
How iOS 13 FaceTime Attention Correction works: it simply uses ARKit to grab a depth map/position of your face, and adjusts the eyes accordingly.
Notice the warping of the line across both the eyes and nose. pic.twitter.com/U7PMa4oNGN
— Dave Schukin 🤘 (@schukin) 2019年7月3日
この不都合をiOS 13とARKitが解消してくれます。ディスプレイを見て話していても、ARKitを使った補正が働き、正面を見て話しているような視線に修正してくれます。上の動画にある簡単な実演でも補正が効き画像は少し歪むことが確認されていますが、それでも目線の補正で通話相手との距離は一気に近づくと思います。特に子供はカメラを見て話すことはしないので、この機能で遠くの祖父や祖母との会話がもっと楽しくなるかもしれません。
小さな工夫ではありますが、これまでで最も有益なARKitを活用した機能と言っても過言ではなさそうです。