Amazon、HomePodのライバルとなるEcho端末を開発中

AmazonがEchoシリーズにAppleのHomePodのライバルとなるような機種を追加するとの情報が出ています。Echo端末は比較的低価格で便利なAlexaが使え、それなりの音質で音楽が楽しめる。そんな端末を目指していたようですが、これにスマートスピーカーとしては少し高価で音質に拘ったEchoをラインナップに加える計画なのでしょうか。

echo plus

Echo端末普及で躍進

音楽のストリーミング配信サービスはAppleSpotifyの2強との認識が強かったのですが、ここにきてAmazon Music(Prime Music、Unlimited)の存在感が増してきています。昨年1年間での成長率はAmazon MusicがApple MusicやSpotifyを上回ったと推計されており、加入者数も3,200万人を突破したとされます。

この勢いの背景には音楽ストリーミング配信ユーザーの増加とこれらを再生するのに便利な低価格なEcho端末の普及があると推測され、Echo端末の普及がAmazonのコンテンツ配信事業にプラスの影響が出始めたと評価されています。AppleがiPhoneの普及に合わせてApple Musicの加入者を増やしたように、AmazonはEchoの普及でAmazon Musicの加入者を増やすことに成功したようです。

幅広いユーザーを確保

とはいえ、Echo端末で音楽を聴くには音質面で少し物足りなさを感じます。そのため外付けのスピーカーを併用しているユーザーも多くいると思いますが、Amazonが開発中のHomePodのライバル機種ではそれ単体でも高音質でAmazon Musicを楽しめるようになるのでしょう。HomePodの販売価格が32,800円であり、これに対抗して開発中のEcho端末も価格もこれに近いものになるのかもしれません。

echo dot

高音質を追求することで価格はEchoのラインナップ内で比べると高くなるはずですが、それでも外付けのスピーカーを買うのを考えると経済的になるはずです。また電源コードが簡素化され、Bluetooth接続の不安定さに悩まされることもありません。単体で高音質を実現するEcho端末が発売されれば、さらにAmazon Musicの加入者を増やす要因になると思われます。

7月15日から16日は期間限定、プライム会員限定でEcho端末が安くなるセール(Echo Dotが2,980円)も実施されています。

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