クックCEO「どの国でもApple Cardを提供したい」

Appleのティム・クックCEOはドイツ紙のインタビューに応え「どこの国でもApple Cardを提供したい」と発言しています。この発言でAppleとしてApple Cardアメリカ以外の国でも提供したいという意思が初めて確認されました。(AppleInsider

多くの困難がある

ドイツ訪問中のAppleのティム・クックCEOは地元紙のインタビューに応じ、その中でApple Cardをどこでも提供できるようにしたいと発言しています。また「ドイツでも提供したい」と語っており、海外展開の目標の一つがドイツである可能性は高くなっています。ただドイツでいつApple Cardが提供できるかといった具体的なことについては言及していません。

Apple Card

さらにクックCEOはクレジットカードサービスの提供には「国ごとに銀行や金融に関する規制が異なり、海外進出には多くの困難がある」とも語っています。しかしクレジットカード事業はAppleの収益の柱となり得る事業でもあり、規制を乗り越えてでもその事業を全世界に広げたいと考えているのでしょう。アメリカでApple Card事業の収益性が確認されれば、他の国への進出も具体的に動き出すのではないでしょうか。

日本での展開は

アメリカのApple Cardはゴールドマン・サックスと提携して提供されています。しかし現時点でゴールドマン・サックスは日本で一般消費者向けのサービスを提供していません。そのため今年、来年という期間にApple Cardが日本に上陸するという可能性は低いでしょう。国内カード会社と提携してApple Cardを発行するならサービス開始は早そうですが、Apple Cardはゴールドマン・サックスの金融技術が生み出した製品でもあり、他社が入り込む余地がない気もします。

Apple Card

日本でのApple Card提供はゴールドマン・サックスの一般消費者向けサービス開始を待つことになりそうですが、報道によるとその準備も進められているようで、そう遠くない将来実現しそうです。また国内メディアは周辺への取材から日本でのApple Card提供はほぼ確実とも報じており、2年後、3年後という期間の範囲で期待していいと思います。

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