アメリカのネットメディアがスタジオジブリ作品のネット配信がまもなく開始されると報じています。配信はiTunesやAmazon Prime Video、Google Play Storeなどの主要配信プラットフォームで実施され、ついにスタジオジブリがネット配信に本格参入することになります。
ネット配信に否定的
スタジオジブリの創設者でもあり、今でも大きな影響力を持っている宮崎駿氏は過去にネット配信に否定的な方針を表明しており、この方針が今までスタジオジブリ作品がネット配信されてこなかった原因と考えられています。そのため同社の作品を家で鑑賞するにはDVDやブルーレイディスクのソフトを購入するしかありませんでした。しかし時代の流れはスタジオジブリも無視できなくなってきたのでしょう。
ネットメディア「Variety」が報じたところによれば、12月17日、北米でジブリ作品のネット配信が主要配信プラットフォームで始まり、それぞれ英語と日本語のバージョン配信されるようです。アメリカにもジブリ作品のファンは多く、この報道には驚きと歓迎の反響が寄せられています。
日本では?月額定額サービスでは?
一般的に映画やアニメコンテンツには多くの権利関係が存在し、アメリカでネット配信が始まったからといって日本でもそれが利用できるようにはなりません。しかしスタジオジブリがネット配信をしないという方針を変更した事実は日本での販売戦略にも影響を与えるのは確実でしょう。12月17日とは言わないものの、日本でもジブリ作品のネット配信が開始される可能性は高いでしょう。
また現時点ではジブリ作品のネット配信は販売のみで、月額定額制の配信サービスでジブリ作品が楽しめるとは考えられていません。Netflixでジブリ作品が楽しめるのなら、かなり嬉しいのですが、こちらもすぐには無理なのかもしれません。しかしいずれNetflixやHuluなどでも楽しめるようになれば、より多くの人がジブリ作品を気軽に楽しめるようになるはずです。