AirPods Proの遅延はかなり少ない 初代AirPodsの約半分

AirPods Proを購入してほぼ毎日使っていて薄々気づいていたのですが、ワイヤレスイヤホンで問題になる遅延がかなり少ないことが試験で確認されました。初代と比べるとかなり違うことは感覚的わかるのですが、数値で言えば0.1秒、0.2秒という差なので個人で比較するのが難しくてこれまで触れてきませんでした。

ギリギリOKの水準

ワイヤレスイヤホンで音楽を聴くとき、イヤホンから多少遅れて曲が再生されても全く問題ありません。しかし動画を見る際に音だけが遅れていれば違和感を感じるでしょう。ただiPhoneやiPadなどで動画を見るとき、AirPodsを接続すれば遅延を考慮して画像を少し遅らせて表示する仕組みがあるあのでここでは問題になりません。

AirPods Pro

問題はゲームアプリです。ユーザーの入力に対して音などの反応がある場合、遅れて画面を表示するわけにはいきません。また多数のユーザーが同時接続して楽しむゲームでもリアルタイムであることが重要であり、ワイヤレスイヤホンの遅延ゲームを楽しむ上で致命的な欠点になってしまいます。

air

初代AirPodsの場合はこの遅延が大きく、ゲームでの使用はほぼ不可能な水準でした。しかしAirPods(第2世代)、AirPods Proと遅延は徐々に改善され、AirPods Proではゲームで使用もギリギリOKという水準になっています。もちろんかなりシビアな音との同期が要求されるゲームには向きませんが、バトルロワイアル系のゲームでは問題無く楽しめる水準です。

今回発表された調査でもAirPods Proの遅延の改善ははっきり数値に現れており、デバイスのスピーカーでなる音より0.1秒以下の遅れまで改善されていることがわかりました。これは他社のワイヤレスイヤホンと比べても特筆すべき遅延の少なさであり、AirPods Proの大きな特徴の一つになることは間違いないでしょう。

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