Appleは9月2日未明にiOS 13.7を公開しています。アップデートの説明では新しいミー文字ステッカーが追加され、ファイルアプリの共有機能強化が含まれているとされていますが、これは過去のアップデートの説明であり、どうやら間違いのようです。
もう一つの新機能
本日リリースされたiOS 13.7はミー文字の追加、ファイルアプリの共有機能を刷新と説明されているのですが、これは過去に追加されたものであり間違って記載されていると考えられます。
今回のiOS 13.7での新機能は海外メディアで報じられている新型コロナウイルス感染の可能性がある接触を検知する機能の大幅強化です。
これまで公衆衛生当局（日本では厚生労働省）がアプリを開発し、それをインストールすることでアプリが接触履歴を参照して陽性となった人との濃厚接触の有無を判定し、ユーザーに通知してきました。しかしiOS 13.7ではアプリをインストールしなくてもこれらの機能が使えるようになります。
ただこの機能を有効化するかはに公衆衛生当局の判断が必要とされており、iOS 13.7の新機能情報が間違った記載となっているため日本ではも使えるかは不明です。仮にこの機能が使えるようになれば接触記録を取れるユーザーは一気に増え、この機能の有効性は大幅に向上すると考えられます。
接触確認アプリと同様にiOS 13.7に組み込まれた接触確認機能もユーザーのプライバシーは守られているはずですが、行政当局はそこを慎重に検証する必要はありそうです。迅速な確認・検証プロセスを経て日本でもこの機能が使えるようになればと思います。