ツートップからワントップになる可能性は十分あります |
ドコモからのiPhone発売はほぼ確定のようで、発売後は3社が複雑な競争を展開することになるでしょう。で、僕はやっぱりドコモのiPhoneが一番売れるのではないかと予想します。
今までMNPで流出した人が戻ってくる需要というよりも、現在のドコモユーザーの機種変更需要に支えられて販売数を伸ばす考えます。ドコモに戻りたい現au、現ソフトバンクユーザーも多数いるかもしれませんが、やはり携帯電話販売の主軸は「機種変更」需要です。
その機種変更の母数となる契約数は依然としてドコモが圧倒している状態です。ドコモのスマートフォン販売が2013年3月期で1,329万台で、社長が言うようにこの3割程度がiPhoneになるとすれば、iPhoneの販売台数は400万台となります。実際に3割で収まることは考えにくく、下手をすれば数百万台レベルの上乗せも有り得ます。
一方、KDDIもソフトバンクもiPhoneの販売台数を公表していませんが、おそらくこの少なめに見積もった400万台にも届かないかという程度と推計されます。やはり現在のドコモの6,100万契約という数字は競争力を発揮する数字なのだと思います。
仮にドコモ500万台、ソフトバンク400万台、KDDI350万台の販売となると国内のiPhone販売台数は1,250万台となり、従来の倍近い規模となります。この規模を背景にAppleへと要望することで、日本独自の仕様(日本モデルの開発)も可能になるかもしれません。iPhoneの将来も左右しそうなドコモの動向には大いに注目したいところです。