Appleは昨年、発表済みのワイヤレス充電パッド「AirPower」の発売を取りやめました。しかしその後も開発は続いていると報じられていたのですが、ここにきてAirPowerの開発は中止になったとの噂が出ています。
オリジナル充電器開発の噂
2019年にAirPowerの発売中止が正式に発表されて以降も、たびたび開発プロジェクト自体は継続しているとの噂が出ていました。今年前半にはAppleは自社製のワイヤレス充電器を開発中との噂が出ていて、これがAirPowerだと考える向きが一般的でした。しかし今この噂を検証すると、噂の元となった充電器はMagSafe充電器であった可能性が高そうです。
これに加えAppleの内部情報に詳しい事情通とされる人物は「予定されていたAirPowerの試作とテストがAppleの2021年のカレンダーから最近削除された」と述べ、「それが再び取り上げられることはないだろうと予想している。もう一度、AirPowerはお蔵入りとなった」とし、開発が完全に終了になったことを示唆しています。
確かにApple Watchの新しいバンドにループタイプが多数追加されたあたりから、私もAppleがAirPowerを近い将来発売する可能性は低いと感じていました。また今年前半の噂もMagSafeを指すものだと考えれば、AirPowerの開発が既に終了しているとの推測に疑問を挟む余地はあまりありません。AirPowerはあったら便利だったと思うのですが、今後の充電器はMagSafeを中心に発展していくことになるのかもしれません。