韓国、国策としてApple Pay導入を議論

Apple Payが日本で使えるようになってから既に4年半が経過し、多くの人がiPhoneで決済するようになっています。しかし韓国ではApple Payが使えない状態が続いているのですが、この状況を国策として変えようとする動きがあるようです。(Apple Pay coming to Korea as part of ‘K-New Deal’, says rumor

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K-ニューディールの一環

韓国は昨年来の新型コロナウイルスの蔓延で主力の輸出産業が大打撃を受け、経済を新たな形に転換する必要性に迫られています。政府が主導して産業構造の転換(K-ニューディール)政策を策定し、2025年までに情報技術および環境分野で190万人の雇用を創出する政策を進めています。その一部にApple Payの導入があるようです。

Apple Pay

韓国では過去にApple Payの導入について、クレジットカード会社とAppleが協議したことがあるようですが、手数料について折り合わず、Apple Payの導入が見送られたままになっていました(韓国のスマートフォン決済はSamsung Payが2015年からサービスを始めている)。しかし噂では最近になって産業構造の転換という観点から政府が主導してApple Payの導入を進めているとされています。

確かにApple Pay(NFC決済)は消費者にとって非常に便利であり、また店舗側としても現金の管理の手間が省けるなどのメリットがあります。交通機関での利用も含めれば、社会や経済に大きなプラスの影響をもたらすでしょう。また将来、旅行が再び活発になれば、海外からの旅行客の利便性向上にもつながるはずです。Apple Payが韓国経済の回復への突破口の一つになってもおかしくはありません。

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