楽天モバイルは3月15日、Apple Watch Series 7、Apple Watch SEの販売を開始すると発表しました。さらにこの販売開始と同時に「Rakuten UN-LIMIT VI」契約済みの同社iPhoneユーザー向けに「電話番号シェアサービス」を開始すると発表しています。
選択肢広がる
これまでApple Watchのセルラーモデルを使う場合、docomo、au、ソフトバンクのいずれかの通信キャリアとiPhoneの通信契約を結び、そのオプションとしてApple Watchの通信契約を追加する必要がありました。結果として楽天モバイルユーザーはApple Watchのセルラーモデルを利用できず、本来の利便性を活かしきれない状態が続いていました。
そして今回、楽天はApple Watch Series 7、SEの取り扱いを開始すると同時に、セルラーモデルのApple Watchの通信契約オプションも用意するとしており、これまでセルラーモデルをGPSモデルのように使っていた楽天モバイルユーザーにはかなり嬉しいニュースになったのではないでしょうか。また他社で契約しているユーザーも、楽天モバイルのプランが魅力的でもApple Watchが使えないからMNPできないという人も多くいそうです。そうしたユーザーに新しい選択肢が用意できたことには大きな意味がありそうです。
通信は複雑
ただセルラーモデルのApple Watchの通信は複雑です。Apple Watchをつけているとき、外しているとき、単独で利用しているとき、Apple WatchをつけてiPhoneを使っているとき、それぞれで着信や通知の挙動は異なります。このような細かい挙動の違いをauのローミングエリアと自社のエリアを持つ楽天モバイルがどこまでコントロールできているかは気になります。
ちなみにauだけが提供しているApple Watchに独自の電話番号を割り振るサービス(ウォッチナンバープラン)の提供は楽天モバイルでも実施しないようです。