iPhoneのショートカットアプリではユーザーが指定したNFCタグへのタップを契機として、さまざまなオートメーションを起動することができます。この機能はかなり便利なのですが、使っている人はあまりいない印象です。
朝の音楽再生
iPhone 11以降の機種では任意のNFCタグを読み取りアプリを起動しなくても認識することができます。このNFCタグの読み取り機能とショートカットアプリのオートメーション機能組み合わせることで、NFCタグを読み取ったきっかけで、さまざまなオートメーションを起動することができます。
私は朝に仕事部屋についた時、机に貼ってあるNFCタグをiPhoneに読み込ませることで、Apple TVとHomePod miniで音楽を再生して、部屋の照明をつけるオートメーションが起動する設定をしています。これで一つ一つ操作せずに仕事に入る前の準備ができます。ついでにApple TVのスクリーンセーバーが起動するようにも設定してあるので、コーヒーを飲んで、音楽を聴いて、スクリーンセーバーの当たり障りのない動画を見て、リラックスしてから仕事に入れます。
またワークスペースから帰る時、別のNFCタグを読み取れば全ての照明（部屋、廊下、階段）と換気扇をOFFにして、Apple TVをスリープにするオートメーションも設定しています。これで消し忘れもありません。NFCタグからのオートメーション起動はかなり便利です。
Apple Watch対応を
NFCの読み取り機能はApple Watchにもついています。しかしApple Watchでは任意にNFCタグを読み取ることはできません。なので現時点ではiPhoneとNFCタグの組み合わせでしかオートメーションを起動できないのですが、これがApple Watchでもできるようになれば本当に便利だと思います。
腕に常につけているApple WatchとNFCタグ読み取りの相性はかなりいいはずです。毎日のジョギングコースのスタート地点にNFCタグを貼っておいて、それにApple Watchをタップするとジョギング用の音楽のプレイリスト再生とワークアウトを開始なんて設定はなかなか良さそうです。
今のApple Watchでも技術的に無理な感じでもなさそうなので、watchOSのアップデートで対応してほしいとずっと思っています。