Apple Watchの上位モデル（Apple Watch Pro）として事前に予想されていたモデルがApple Watch Ultraとして発表されました。予想ではトップアスリートのトレーニングにも適したモデルとされていましたが、実際に発表されたモデルのコンセプトは冒険でした。
長時間、高精度
Apple Watch Ultraの最大の特徴は通常モードで最大36時間、省電力モードなら最大60時間使えるバッテリーを搭載している点です。今まで2倍のバッテリー持続時間と考えると、単独利用でもフルマラソンだけでなくウルトラマラソンやアイアンマンレース、長距離トレイルランのトラッキングも可能になるでしょう。
さらに登山やトレッキングで役に立つ機能、ダイビングでも使える耐水性などを備え、より過酷な環境で長時間Apple Watchを使いたい人向けのモデルとなっています。こうした機能を通して、Apple Watch Ultraは当初予想されていたトップアスリートのトレーニング向けというより、過酷な場所を冒険したい人向け、長時間の耐久系スポーツに参加する人向けという位置付けで登場しました。
Apple Watch Ultraのコンセプトが冒険と明確になったことで、予想時に感じていたコンセプトの定まらない感じはなくなり、Apple Watchの活躍場所がより広がる可能性が明確になってきました。登山やトレッキング、クロスカントリースキー、バックカントリースキー、スキューバーダイビングなどの愛好家にApple Watch Ultraはこれまで以上の便利さを提供できるモデルになるはずです。
また長時間にわたる耐久系スポーツに参加するアスリートにも十分な機能を提供できそうで、Apple Watchが苦手としてきた部分を克服できるモデルになると思います。