MasterCard Japanが自社決済サービスの展望を発表するイベントを開催しています。そのイベントの様子をTwitterで林信行さんが実況しています。
本年度後半に非接触のソリューションを提供する予定(というスライドの後にApple Payと今度は確実に書かれたスライドをまた飛ばして)MDESは永遠に増え続けるウェアラブルカードをつなぎます、というスライド #MasterCardJ pic.twitter.com/8NbOCDkaPy— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) 2016, 2月 17
Apple PayとSamsung Payのデモ at #MasterCardJ 記者説明会個別のサービスの開始時期は今後の営業次第ということだけれど、非接触サービス始められる基盤はあり、日本でも今年後半からの予定とのこと pic.twitter.com/dgtNLpSlcF— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) 2016, 2月 17
スライドではApple Payに関しての記述を飛ばして説明が進められたようですが、決済デモではApple Payの実演も行われています。
マスターカードは日本での非接触モバイル決済について「基盤はあり今年後半から」としているようです。サービスはApple PayやSamsung Payが想定されているようで、いよいよ日本でのApple Pay開始にも小さな一歩ではありますが、動きが出てきている気はします。
なおマスターカード側は「基盤はある」としていますが、店頭に非接触決済端末はまだ全く普及していません。またカード会社側のシステムや制度の対応も必要になります。もし決済端末の普及開始やカード会社の対応開始が今年後半なら、全国で多くのカードが街中の店舗で使えるようになるのにはもう少し時間がかかるかもしれません。
明日からは中国がApple Payが使えるようになりますが、日本でのサービスはまだこの段階です。話は着実に進んでいるっぽいので、期待して待ちたいと思います。またマスターカードが対応するならau WalletもApple Payに対応すれば、若年層を含めた幅広いiPhoneユーザーに受け入れられるかもしれません。
Apple Payが使えるようになれば、iPhoneやApple Watchは確実に便利になります。特にApple Watchに決済機能がつけば、ウェアラブルディバイスとしての可能性はかなり広がります。その意味でも今年後半を期待して待ちたいと思います。