ソフトバンクの自社株買いの威力が凄まじい

月曜日の株式市場終了後に発表された最大5,000億円にも達するソフトバンクの自社株買いですが、株価にはかなり大きなインパクトを与えています。昨日は700円値上がりし、ストップ高を記録しましたが、本日もその勢いを持続しています。

17日午前、一時ソフトバンク株は前日比800円高の5900円を超えています。凄まじい値上がりです。ここ最近低迷していたソフトバンク株は1日と少しで一気に30%も根上がりした計算になります。その後値上がり幅を縮小してはいますが、大幅な上昇となっています。

iPhoneの独占販売が崩れ、安いというメリットもなくなり、ネットワークでも他社に出遅れ、スプリントの再建は思うように進まず、最近のソフトバンクはうまくいっていないように見えていました。業績こそ悪くはないのですが、成長期待を持続できる経営環境から少しそれていた印象です。

そのソフトバンクの株価が一気に上向いたことで、今後の実際のサービスに影響があるでしょうか。基本的に自社株買いで上昇した株価は企業の事業には影響しません。しかし柔軟な資本政策を実現する上で株価が上がることは大きなメリットです。将来的に通信設備などに多額の設備投資をする場合、資金調達の多様性を助けることができるかもしれません。

ソフトバンクの株価が急騰しても、すぐにユーザーにメリットはないかもしれませんが、回りまわってユーザーにも少しはメリットが出てくるはずです。いずれは。

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