今朝頃から少し話題になっているのがiPhone 6s/6s PlusのCPUです。iPhone 6s/6s PlusのCPUはTSMCとサムスンの2社が供給していることがわかっていますが、両社の製品には特製の違いがあるようです。
サムスン製のCPUは14nmプロセッサが採用されており、より先端技術が投入されていると言えます。一方でTSMC製のCPUは16nmプロセッサを採用しており、こちらは従来通りの技術で製造されています。
しかし性能面ではTSMC製のCPUが上との報告が多く上がっています。ベンチマークテストではTSMC製のCPUがわずかにサムスン製のCPUを上回り、バッテリー持続時間では大幅にTSMCの性能が上であるという検証結果も出ています。
ただし、バッテリー検証結果のスクリーンショットを見るとサムスン製の検証は「SIMなし(No SIM)」で行われ、TSMC製の検証はキャリアのSIMを刺した状態で行われています。どちらがバッテリー持続時間に有利になるかは不明ですが、全く同じ条件で検証されたわけではなさそうです。
僕のiPhone 6sはN71AP=サムスン製のCPU搭載でした |
ただこの検証結果が正しく、TSMC製のCPUを搭載したiPhoneがバッテリーが2時間弱も長く持つならその差はクレームレベルかもしれません。僕のようにサムスン製のCPUが載ったiPhone 6sを購入したユーザーが抱く不公平感は小さくありません。こんな差があるとは信じたくないですが、もう少し緻密な検証が実施されることを期待します。