最近、ドル安・円高が進んでいます。震災の影響も円高に影響していて、手放しで円高を喜べる状況ではなくなったのですが、その前からの円高水準でもAppleはiCloudのストレージ料金くらいは見直してもいいと思います。
値下げが円安で相殺
一度、iCloudのストレージ料金は値下げが実施されています。2015年9月までの料金は20GB(99セント、100円)、200GB(3.99ドル、400円)、1TB(19.99ドル、2,400円)の設定でした。それが50GB(99セント、130円)、200GB(2.99ドル、400円)、1TB(9.99ドル、1,300円)になりました。
1TBプランではドル建て、円建て双方で値下げになったのですが、200GBプランではドル建てで値下げ、円建てでは料金据え置きとなりました。一方で20GBプランは50GBプランにアップグレードしたものの、円建て料金は上がっています。
1ドル130円計算は辛い
昨年9月時点ではさらに円安が進むとの予想があったのでしょうか、1ドル130円でそれぞれの料金が再計算されました。そのためドル建てでは値下げされたものの、円建てでは微妙な価格設定となってしまっています。
現在、1ドル108円くらいの水準となっており、1ドル130円で計算するのはさすがに消費者にとって割高感があります。そろそろiCloudの料金だけでも円高の影響を反映させて欲しいところです。月々100円、300円なら50GB、200GBプランに気軽に加入する人も増えるのではないでしょうか。
いくらiPhoneやMacとの相性がいいと言っても、このまま高めの料金が続くと、もっと割安なGoogle Driveにユーザーが逃げてしまうのではないでしょうか。