ポケモンGOの経済効果 スマホは1.2倍、バッテリーは6倍の売れ行き

メガヒットアプリ「ポケモンGO」の経済効果が目に見える形で出てきました。アプリ自体の課金売上はそれほど大きくない(2日時点でセールス部門3位)と見られますが、スマホや周辺機器の販売にポケモンGO効果が現れてきています。

ポケモンGO

auのスマホ販売は前週比で20%増

本日開催されたKDDIの決算説明会で田中社長がスマートフォンの売れ行きがポケモンGOのリリースを境に20%ほど増加したことに言及しています。

古いOSにしか対応していないAndroidスマホではポケモンGOが遊べないため、新しいスマホへの買い替え需要が発生したのではないかと見られています。僕自身の見た範囲ですが、ポケモンGOのユーザー層は比較的年齢の高い人にまで広がっています。今までスマホに興味を持たなかった人たちがポケモンGOをやりたいためにスマホを購入した可能性も大いに考えられます。

お盆を前に、帰省してくる孫と一緒に遊ぶためスマートフォンを購入したおじいちゃん、おばあちゃんもいるかもしれません。そのくらいポケモンGOのヒットは年齢層を問わず広がってそうな気配です。ちなみにiPhoneの場合はiOS8がインストールできる機種(iPhone 4s以降の機種)が対応しているので、買い替え需要はそれほど大きくなかったかもしれません。

モバイルバッテリーの売上は前年比6倍

iPhone SE

最も顕著にポケモンGO効果が出ているのがモバイルバッテリーでしょう。ポケモンGOは激しくバッテリーを消費しますが、その対策はモバイルバッテリーを持ち歩くしかありません。そのためモバイルバッテリーが爆発的に売れているようです。(Pokémon GOでモバイルバッテリが前年同期比6倍以上の売れ行きに

モバイルバッテリー

僕が使っているiPhone SEはバッテリー持続時間が大きなメリットの一つでしたが、それでもポケモンGOを3時間も起動さればバッテリー残量は危険水域に達します。僕はいつも持ち歩いているMacBookから給電するのでモバイルバッテリーはあまり必要ないのですが、ポケモンGOユーザーはバッテリー対策が必須と言っても過言ではありません。

これら以外にも中古スマホの販売MVNOのポケモンGO専用SIM、さらには商店街での集客ポケストップに集まる人たちの消費など、様々なレベルの経済効果が出ているようです。ポケモンGOのブームが続けば経済効果もさらに拡大していくのではないでしょうか。

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