8月3日に電撃的に始まったKindle Unlimitedですが、僕も早速登録してiPad mini3で読み放題を楽しんでいます(もちろんiPhoneでも使えます)。初月は無料体験期間なので、今月の3日に最初の課金が待っています。しかしこの時期に少し気になるニュースが出ています。
人気タイトルをUnlimitedから削除
Kindle Unlimitedは初月無料だけあって開始直後から多くのユーザーが登録したようです。また人気タイトルは多くのダウンロードを集め、華々しいスタートを切ったと言っていいでしょう。しかしこの大ヒットが思わぬ形で跳ね返ってきました。
報道によると、Kinlde Unlimitedの無料期間中に人気タイトルのダウンロードが大量に発生し、Amazonが負担する作者側への支払い予算が底をついたようです。Amazonは人気タイトルについては特例として年内の支払い額を増額しており、予想以上のダウンロードでAmazon側の支払い想定額をオーバーしてしまったのでしょう。
結果として漫画やグラビアを中心に人気タイトルが徐々にUnlimited対象から外されており、当初の品揃えが大幅に縮小されてしまっています。非常にきになるニュースです。
有料期間に入れば改善される?
ことの原因は無料期間に大量のユーザーが流入したことでしょう。おそらく3日から順次無料会員が有料会員に切り替わっていき、Amazon側の予算にも余裕が出てくるでしょう。また無料期間でKinlde Unlimitedサービスを止める人も多いと考えられます。今回起きたような大量ダウンロードによる予算不足という事態は3日以降は少なくなるのではないでしょうか。
しかし問題はAmazonと出版社側との信頼関係にも波及しているようでうす。一部出版社はAmazonの一方的な配信停止に対して不信感を強めており、配信タイトルを引き上げることを検討するとAmazonに通告しています。Amazonも通告に対して「契約違反ではない」と突っぱねており、両者の信頼関係はこじれそうな雰囲気です。
ユーザーとしては読みたいタイトルが多数揃っていることがこうしたサービスの魅力なのですが、先行きが少し不安になるニュースです。ちなみに、僕はとりあえず有料期間も更新を当面続ける予定です。1ヶ月間Kinlde Unlimitedを使ってみて、やっぱりこのサービスはiPadの魅力を大きくしていると実感しています。