先日開催されたAppleのスペシャルイベントでiOS 10とwatchOS3の配信スケジュールが発表されています。現時点でこのスケジュールが狂うようなトラブル(ベータ版での不具合)は発生しておらず、今晩(日付が変わって午前2時頃)、iOS 10とwatchOS3の正式版が配信されます。
iOS 10はこれまでで最大のアップデート
このブログでもiOS 10の新機能にはずっと注目してきました(14日未明に配信開始 iOS 10の注目機能)。VoIP通話の電話アプリでの利用や、iMessageの進化、ロック画面の刷新、Homeアプリの追加が主な変更点です。また日本でもiOSのマップアプリで乗り換え案内が利用できるようになります。これで目的地へのルートガイドに公共交通機関の利用が追加されます(もしかしたらこの機能の提供は14日には間に合わないかもしれません)。
さらにApple Musicや写真アプリのUI変更、サードパーティー製のアプリとSiriの連携など、これまでのiPhoneをより便利に使える機能も多く搭載されています。僕も正式版がリリースされ次第、すぐにでもインストールしてみようと思っています。
watchOS3もApple Watchの普及に不可欠
iOS 10と同時にApple WatchのOSであるwatchOS3もリリースされます。watchOS3ではミニーマウスの文字盤が追加されるほか、お気に入りのアプリの起動を簡単にする機能や、各アプリの立ち上がりを早める改善が盛り込まれています。またiOS 10で新しくなったiMessgeをそのままApple Watchでも利用できるようになります。
当初の思惑よりも売れ行きが良くないとされるApple Watchですが、OSの改善や16日に発売となるApple Watch Series2などを通して、徐々に市場に受け入れられる製品に進化していることは事実です。また10月から年末にかけて、Apple Watchは日本でのApple PayやポケモンGOに対応します。こうした新たな対応も、OSの進化とともにApple Watchの普及を助けていくものとみられます。
なおApple Watchを使ったMacBookのロック解除は非常に便利そうですが、macOS Sierraが配信されるまで(9月21日まで)は利用できません。この機能を試すのは、あと1週間我慢です。