今日の未明に配信されたmacOS Sierraで注目していた機能「Apple WatchでMacの自動ロック解除」を早速試しました。この機能のために急いでインストールしたと言っても過言ではありません。使ってみた第一印象はなかなかいいです。
MacBookを開くだけでロック解除完了
Macと同一のApple IDで利用しているApple Watchを身につけていると、画面を開くだけ、スリープから立ち上げるだけで自動でロックを解除してくれる機能ですが、この使い勝手を大きく左右するのは反応速度です。何回か試したのですが、下のTwitterの動画にもあるようにかなり早く反応してくれます。
macOS SierraとwatchOS3の新機能「Apple WatchでMacBookのロックを自動解除」 pic.twitter.com/7ZF25v9Fmq
— ふーてん (@hu_ten_) 2016年9月20日
ただ長くスリープしていたMacを立ち上げる場合は、もう少し時間がかかります(といっても2秒、3秒のレベルの違いですが)。そんな時は別のことをしておけばいいでしょう。ロック解除を待つ間、コーヒーを一口飲むのもいいかもしれません。
自動ロック解除の設定は少し面倒
非常に便利な機能ですがセキュリティ面で万全を期すため、複数の設定が必要になります。まずApple Watchには4桁のパスコードを設定する必要があります。これは他の人が身につけて不正にMacのロックを解除するのを防ぐためです。Apple Watchがロックされている時はMacは自動でロック解除されません。
次にApple IDに2ファクタ認証を適用させる必要があります。設定方法は「Apple ID の 2 ファクタ認証(Apple公式サポートページ)」にありますが、少し面倒です。
これが終われば、Macの「システム環境設定」から「セキュリティとプライバシー」に入って、「Apple WatchによるMacのロック解除を許可」にチェックを入れます。チェックを入れた後、設定完了まで少し時間がかかることがあるようですが、程なくして利用できるようになります。
なお、この機能が利用できるMacは主に2013年以降に発売されたMacBook、Macに限られます。Bluetooth LEに対応していないMacではこの機能は利用できません。