macOS Sierraは今日未明から配信が始まり、僕も早速新機能を使っています。Apple Watchによるロック解除やiCloudのデスクトップの共有化などをすでに利用しています。このmacOS Sierraの配信で一通り、OSのメジャー更新が終わったことになりますが、次は10月下旬にリリースされるとみられるiOS 10.1です。
いよいよ日本でApple Pay開始
秋に上陸すると言われていたApple PayはiPhone 7、Apple Watch Series2にFeliCa対応チップを搭載するという離れ業でサービスインすることになりました。Apple Payの利用開始にはOSのアップデートが必要であり、サービス開始の10月下旬に合わせてiOS 10.1がリリースされるとみられます。
Apple Payの日本でのサービス開始直後はFeliCaを利用した決済であるSuicaとQUICPay、iDが利用できます。各種クレジットカードをiPhoneに登録するとクレジットカードの種類によってiPhoneがiD対応端末、QUICPay対応端末に割り振られるようです。
既存のSuicaカードを読み込めば、そのまま残高や定期券情報を引き継ぐこともできます。ただPASMOやICOCAなどSuica以外の交通系ICカードのの情報は読み取れません。手元にSuicaカードのない関東圏以外の人がSuicaのApple Payを利用する場合、専用アプリで擬似的なSuicaカードを作成することになります。これでSuicaと相互利用できる交通系ICカードと同様に全国の鉄道の改札通過やコンビニなどでの支払いは可能になります。
アプリ内で支払いも可能に
Apple Payの魅力は実店舗での利用にとどまりません。iOSアプリ内やWebサイトで発生した支払いも、Apple Payに登録してあるクレジットカードなでを使って安全に決済できます。現時点でタクシー配車アプリ(日本交通、全国タクシー)や旅行販売サービス(じゃらん)、通販サービス(BASE)などがこの決済を導入予定となっています。
今後も対応サービスは広がっていくでしょう。またFeliCaに対応した決済端末はすで大量に出回っており、Apple Payが利用可能な店舗もどんどん増えていくとみられます。iPhoneやApple Watchで様々な決済が可能になったことで、財布を持たず、お金を触らずに日常生活を送る時代はもうそこまで来ているのかもしれません。