Appleが普及を進めるホームオートメーションプラットフォーム「HomeKit」に対応した室内センサー「Elgato Eve Room」を面白く使っています。室温と湿度がわかるのは便利で、暖房をつけるタイミングとか換気のタイミングがわかりやすくなりました。またエアクオリティとして空気中の有機化合物の状況も数値化して記録できます。エアクオリティはよくわからないタイミングで上下するのですが、これも換気のタイミングを知らせてくれるものとして重宝しそうです。
一日の温度変化を可視化
リビングにElgato Eve Roomを設置しているのですが、晴れた日は日の出とともに直射日光がリビングを暖めてくれます。しかし冬は1時間ほどで日が当たらなくなり、すぐに室温は低下します。室温が上昇するのに伴って、当然のことながら湿度が低下するのですが、これらの動きはElgato Eve Roomが記録しているデータで可視化されます。
またエアクオリティが悪くなった時に換気すれば回復することもグラフから読み取れます。冬なので室温や湿度は下がりますが、空気が綺麗になるのをグラフで見れば、なんだかスッキリした気にもなれます。Elgato Eve Roomが記録してくれるデータをiPhoneから見るだけでも楽しいです。
各種操作のきっかけになれるか
HomeKitは自動で家電製品などを操作することも想定されています。きっかけとなる出来事(ユーザーの場所、時間など)とその時に行う操作を設定しておけば全て自動で家電をコントロールできます。例えば日の出とともに、暖房のスイッチを入れて寝室の照明をONにするといったことが可能です。
そのきっかけの一つに「センサーが何かを検知したとき」という項目があります。このセンサーとしてElgato Eve Roomが使えれば面白そうです。「室温が18度以下になれば、暖房のスイッチをON」とか「エアクオリティが悪いになれば、換気扇のスイッチをON」とかに使えれば面白そうです。すでにデロンギからはHomeKit対応の暖房機器が販売されており、センサーとの組みわせで操作できれば便利そうなのですが、使えるかどうかは確認できていません。
便利になるにはまずはHomeKit対応製品が増えることが前提となりますが、近い将来、家の中のことの多くが自動化されるような気がします。