AppleはiOS 10からホームアプリを提供し、HomeKit対応製品の普及を図っています。日本ではまだ数種類の製品しか買うことができない状態ですが、先日デロンギからHomeKit対応の暖房機器が発売になるなどようやく対応製品に広がりが出てくる気配です。この流れに乗り損ねないように、HomeKit対応製品の一つ、室内環境センサー「eve room」を購入して設置しました。
【追記】Amazonへの商品リンクを下部に追加しました。
設定は簡単に終わる…はずだが
HomeKit対応製品の設定は比較的簡単です。機器の電源を入れて、iPhoneのカメラから製品に書かれたコードを読み取ればペアリングが完了します。しかし僕のeve roomは少し機嫌が悪かったようで、読み取りに失敗した後に一度リセットして手動でコードを入力してようやくペアリングが完了しました。
とはいえ箱を開けてから、10分ほどで実際に使えるようになりました。eve roomには電源スイッチはなく、電池を入れればずっと温度と湿度と室内環境の測定を続けてくれます。データはiPhoneに転送されて推移を確認できます。これだけの製品ですが、室内の環境を手軽に確認できるので、効率的な冷暖房、換気が可能になると期待しています。
ちなみにホームアプリからはこんな感じで室内の気温や湿度、環境が確認できます。
将来的な発展にも期待
現時点では、ユーザーはセンサーで計測したデータを受動的に受け取るだけです。ただ将来的には計測したデータをもとに、他のHomeKit対応製品の動作をコントロールできるようになると予想します。例えば温度が低くなれば暖房の電源を入れ、湿度が低くなれば加湿器の電源を入れる。部屋の空気が悪くなれば、換気扇の電源を一定時間ONにする。そんな使い方ができるようになれば、、、と妄想が広がります。
ただそうした使い方は今すぐにはできそうにはありません。HomeKit対応製品同士が連携するような機能はまだほとんど実用化されていません(そうした製品は今のところありません)。そもそも対応製品が少なく、連携させる選択肢はかなり限られます。なのでHomeKit対応製品の将来的な機能進化に期待しつつ、ゆっくり対応製品を揃えていこうと思っています。