今朝のAppleによるミニ発表会(懇談会形式)では新iMacの年内発売、Apple製のディスプレイとMac Proの来年発売がアナウンスされました。今までiMacやMac Proの新モデル登場はメドすら判明しなかったので、更新を待っているユーザーにとってはありがたい情報になったと思います。しかし忘れられたMacがもう一つ、Mac miniです。
Mac miniも2年以上更新なし
現行のMac miniが発表されたのが2014年10月です。その前のモデルが2012年10月に発表されているので、ちゃんと更新が実施されるなら2016年10月に新Mac miniが登場してもおかしくはありませんでした。しかし現在も2014年後期モデルが最新版として販売されています。
さらに今回の懇談会でもMac miniの話題はなく、今後半年以内に更新される可能性も薄くなりつつあります。Mac miniは購入しやすい価格でスタンダードなMacが手に入るので多くのファンがいます。しかし性能、機能の更新がなければ、徐々にユーザーも減っていくでしょう。AppleはMac miniをどのように位置付けているかについても言及すべきだったと思います。
タブレット、ノートブックと競合
確かにスタンダードな性能のMac miniは一般的な用途でiPad ProやMacBookと競合します。Mac miniでできることの大半はiPad Proでも、MacBookでもできるでしょう。ただディスプレイを自由に選べ、様々な拡張端子のついたMac miniを愛用している人も多くいます。Mac Proに任せるほどでもないことをMac miniでと考える人もたくさんいるでしょう。
時代の流れとともにMac miniに求められることは減っているかもしれませんが、Mac miniが最適という役割もあります。AppleはMac miniを今まで大事にしてきたユーザーを見捨てることなく、Mac miniに次のアップデートがあるのか、それともこのままフェードアウトさせるのか、はっきりさせるべきだと考えます。
今回の会合はプロ向けのMac Pro、iMacにフォーカスした部分があったため、Mac miniに触れられることがなかったのかもしれません。ただそれでも、しっかりMac miniについての方針も明らかにしてもらいたかったとの思いに変わりはありません。