iOS 11.2.5の7つ目のベータ版が先日公開されました。これで来週、iOS 11.2.5の正式版が公開されるのはほぼ確定的となりました。バージョン番号は現行のiOS 11.2.2から連続させてiOS 11.2.3となる可能性そうですが、そこに期待する地味な機能が一つあります。
横向きでもFace IDを認証
現在、iPhone XのFace IDは縦向き、しかも正方向の縦向きでしか顔を認識してくれません。横向きだったり、逆向きだったりすればFace IDは無反応です。これがiOS 11.2.3(iOS 11.2.5のベータ版)では横向きでもFace IDが作動するという情報があります。特に画期的な新機能というわけではないので、あまり話題になっていませんが、この方向性には期待したいと思っています。
今のFace IDでロックを解除するにはiPhone Xを縦に持って、正面から見つめる必要があります。これが横画面でもFace IDが作動するようになれば、Webブラウザを横画面で見る習慣のある人が、パスワード自動入力のためにFace IDを使う時にわざわざiPhoneを縦に持ち帰る必要がなくなります。もう一歩進化して上下逆さまでもiPhone Xをロック解除できるならFace IDはさらにストレスフリーになるでしょう。
Face IDは発展途上
iPhone Xの目玉機能となったFace IDは確かに便利です。手を動かさなくてもロック解除できるので、iPhoneを使う時に毎回一手間省ける感覚です。しかし正確にFace IDが作動する条件が厳しく、現状ではその条件にあっていれば便利という状況です。例えば眠たくて目がしっかり開かない時やマスクをしている時は絶対にロックは解除されません。
また横になってiPhoneを使おうとする時や机に置いたiPhoneをFace IDでロック解除させる時など、かなり認証精度は落ちてしまいます(失敗することが多くなります)。この辺りが改善されればFace IDの実用性は高まると思うので、iOS 11.2.3での横画面でのロック解除を改善の第一歩として欲しいと思っています。