iPadにFace ID搭載の可能性がiOS 11.3から判明、しかし課題も

iOS 11.3のベータ版の解析から将来のiPadFace IDが搭載されることを示唆するコードが発見されたとアメリカのネットメディアが伝えています(iOS 11.3 beta references a new ‘modern iPad’ likely to feature Face ID)。これ以外にも次世代iPadへのFace ID搭載の予想、観測は多くあり、AppleがiPadへのFace ID搭載に向かっていることは確かなようです。

dock

iPadへの搭載には期待

iPadFace IDが搭載されればホームボタンは廃止され、同じ大きさの本体に大画面液晶を搭載することになるのでしょう。ベゼルが細くARや映像コンテンツを楽しむにはぴったりの製品になるのではないでしょうか。またiPhone Xであまり評判がいいとは言えない上部の切り欠き部分も、iPadだとベゼルに含めることができそうです。

iPad Pro

iPadにFace IDが搭載されれば、ロック解除の利便性向上だけでなく、画面の視認性向上にも期待が持てそうです。またTrue Depthカメラの搭載でアニ文字への対応も可能になるはずです。Face IDはまだまだ発展途上の技術ではありますが、多くのiOSデバイスに搭載されることで徐々に足らない部分を補完させて欲しいと思っています。

iPadならではの問題も

ただ現在のFace IDはiPhoneなら縦方向での顔認証しか対応していません。一部情報でiOS 11.2.5からは本体が横向きでもFace IDが作動するとするものもありましたが、結局まだ対応されていません。これはiPhoneだと大きな問題にならないのですが、iPadでは大問題になりそうです。iPadは縦向きで使う人、横向きで使う人、それぞれ多くいます。Face IDが一方向にしか対応しないのなら使い物になりません。

face id

おそらくiPadにFace IDが搭載されるならこの問題は解決されてからということになるでしょう。それがいつになるかはまだ不明ですが、もしiOSが縦横両方向でのFace ID作動に対応するならiPhone Xユーザーにも恩恵があるでしょう。

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