Amazon dashボタンが日本でも昨年12月から利用可能になり、今でも便利に使っています。僕の住んでる場所では朝にボタンを押せば夜に当該商品がは配達されます。でも通販の拡大で宅配業者に負担がかかっていると報じられることが増え、dashボタンの利便性にも影響が出そうな気配です。どうなってしまうのでしょうか。
年間3,900円で送料無料
Amazon dashボタンはAmazonプライム会員のサービスです。家にあるボタンを押せば送料無料で、早ければ数時間から10時間程度、遅くても24時間以内に当該商品が配送されます。早く届くので店に買いに行くよりも便利で、多少価格が高くてもこのボタンを押します。dashボタンの利便性が高度に発達した配送サービスに依存しているのですが、最近問題視されるようになった宅配便配送問題と密接に関連してきます。
確かにdashボタンの導入でAmazonの利用回数は飛躍的に増えました。これまでは月に1〜2回程度だった利用が、dashボタン導入後は月に10回程度、中にはシャンプーの詰め替え1つだけが配送されてくることもあります。これでは配送する方への蓋も増えるのは当然かもしれません。Amazon側も対策を講じて業者を分散させているようで、最近はクロネコヤマトだけでなく日本郵便の配送も増えています。
根本的な解決はテクノロジーで
社会的な問題になりつつある宅配問題は料金の引き上げ、宅配ボックスの設置、当日配達の廃止、利用者側の配慮に解決策を見出す方向を向いています。しかし利便性や手軽さを損ねない範囲での解決ができないものか、通販事業者、宅配事業者は知恵を絞ってもらいたいところです。
当日配送がなくなればdashボタンの利便性は大きく低下します。料金が上がるのも同様です。ほとんどの人がスマホを持っていて位置情報を正確に取得でき、ほとんどの家が高速回線でインターネットに接続されている時代です。AIやドローン、ホームアシスタン端末などの活用も進めて、効率のいい配送サービス、効率のいい物流サービスへと進んでもらって利用者の不便のない範囲で解決してもらいたいです。
問題の解決の過程で新たな技術、新たなサービスが生まれるかもしれません。単に料金の値上げやサービスの改悪で問題を解決する方向には進んで欲しくはないです。