HomePodは先行販売国で既に品薄解消

2月9日にアメリカ、イギリス、オーストラリアで販売が始まったHomePodは、発売当初こそ入荷まで数日待ちの状態だったのですが、既にApple Online Storeでは「在庫あり」となっており品薄は解消しています。HomePodは大方の予想通り、飛ぶように売れるというよりもスローな滑り出しとなりました。

HomePod

用途がイマイチはっきりしない

HomePodはスマートスピーカーと紹介されることも多いのですが、現時点ではApple Music専用の小型高性能スピーカーといったところです。Siriで操作できる点は他社の一般的なスピーカーとは異なりますが、HomePodの売れ行きを見る限り、部屋のスピーカーを音声でコントロールしたいという需要はそれほど多くないのかもしれません。

homepod

ただHomePodの音質は同価格帯のスマートスピーカーと同等またはそれ以上という評価を得ていることが多くなっています。Appleはマージンを抑え、価格の割には高音質という位置付けにしてHomePodを販売する戦略のようです。なのでApple Musicを頻繁に使うユーザーにとっては魅力的な商品となると思います。

スマートスピーカーとしては発展途上?

先行しているGoogle HomeAmazon Echoは音声での検索、情報取得、買い物、各種サービスとの接続、家電の操作、メッセージの送信など幅広い用途へと応用可能です。しかしHomePodで現時点でできることは少なく、Homekit対応の家電操作、配車サービスの利用などにとどまっています。これからHomePodのSiriができることは拡大していくとは思いますが、売れ行きを見ると現時点で多くの人が魅力的と感じる機能はないのかもしれません。

siri

将来的にはHomekitだけでなくHealthkitとも連動して、Siriがその日の運動の目標1日の消費カロリーを教えてくれたり、投薬時間を管理してくれたり、そんな使い方も可能になるかもしれません。もしどんどん用途が広がっていくならHomePodは一家に一台といってもおかしくないまで売れるでしょう。ただ用途拡大には時間がかかりそうで、HomePodの売れ行きは最初はゆっくりになりそうです。

更新情報を配信します