先日の教育関連イベントで発表されたiPad(6th)は価格と性能のバランスがとれ、さらにApple Pencilも使えるようになるなど、評判の高い機種となっています。このiPadの発表で、現在のラインナップはサイズ順にiPad Pro(12.9インチ)、iPad Pro(10.5インチ)、iPad(9.7インチ)、iPad mini 4(7.9インチ)となりました。
iPad mini 4が浮いている
このiPadのラインナップを見て、場違いなのが1つ。iPad mini 4です。発表から2年半が経過し、現在販売されているiPadで唯一Apple Pencilに対応していません。またARKitにも対応しない唯一のiPadになっています。さらに発売から時間が立っているため性能は低く、iPad mini 4の処理速度はiPad(6th)の半分と公式サイトに記載されています。
しかもiPad mini 4の価格は45,800円で、iPad(6th)よりも8,000円も高く設定されています。高くて低性能、低機能なiPad mini 4を敢えて買おうという人は少ないと思います。iPad miniは段階的に廃止されるとの噂もあるのですが、それならiPad(6th)の発表と同時にiPad miniをラインナップから消去してもよかったと思います。なぜ販売が続いているのでしょうか。
iPad mini 5までの繋ぎ?
昨年、iPad miniが段階的に廃止されるとの報道があり、それを裏付けるように先のイベントでもiPad miniについての言及は一切ありませんでした。しかしiPad mini 4の販売を継続していることから、AppleはまだiPad mini更新の可能性を残していると推測します。現時点でiPad mini 4の販売が続いていること自体がiPad mini 5発表への一つの希望になっていると思います。
持ち歩きに便利なiPad miniはiPhoneとiPadの隙間を埋めてくれる、絶妙のサイズです。日本にはまだ多数のiPad miniファンがいます。僕もその一人なのですが、iPad mini 5への希望はiPad mini 4の販売が続く限り持ち続けていいと思います。