Appleは従業員向けにHomePodの次期OS(HomePodOS 12)のベータ版を配布しているようです。このベータ版には多くの機能が組み込まれており、秋のiOS 12と同時にリリースされると予想されています。ただ日本のユーザーとして期待したいのはHomePodの新機能ではなく、Siriの対応言語拡大(販売国拡大)です。
電話の発着信が可能に
HomePodから電話を発信すること、着信をHomePodで受けることは現時点ではできません。通話中に通話音声のスピーカーとしてHomePodを指定できるのですが、これでは一手間あってHomePodを電話としても使いたいユーザーにとっては不便です。それがHomePodOS 12では着信や発信を含めてHomePodで通話が可能になるとのことです。今でもiPhoneと同じWi-FIネットワーク内にあるMacやiPadで電話の発着信ができるのですが、これと同じ理屈でしょう。
これ以外にもHomePodOS 12には複数のタイマーを同時に使う機能やWi-Fi接続に関する改善点が含まれているようです。電話機能に比べると地味ではありますが、それでもHomePodの機能向上に繋がりそうです。もし順調に開発が進み、iOS 12と同時に秋にこれら機能が使えるようになれば、確実にHomePodは進化します。
日本での発売は…
しかし日本でHomePodの発売を待ちわびている僕としては、新しい機能よりも日本での発売にメドをつけて欲しいところです。HomePodはコントロールの要であるSiriが販売国の言語でHomePodに対応する必要があり、それがiOS(HomePodOS)の更新で実施されます。そのためHomePodOS 12という比較的大きなOS更新で日本語がHomePodに対応してくれればと期待しています。
既にHomePodは国内で技適マークを取得しており、おそらく国内のどこかでその技適マークがついたHomePoでSiriのテストが続けられています。それが秋に間に合えばiOS 12(HomePodOS 12)のリリースと同時に日本での発売日も発表されるのではないでしょうか。期待しています。