Appleは19日、USB-C端子から充電するApple Watchの充電器を発売しました。現時点でこの充電器の使い道はあまりないのですが、この発売は今後、Apple製品でUSB-C採用が加速することを示唆します。
iPad Proからも充電可能?
USB-C端子のApple Watch充電器は現時点では、USB-C対応のアダプターを使ってコンセントから充電するか、MacBookやMacBook Proに繋いで繋いで充電するような使い方しかありません。今、特にこの製品を買う必要はなさそうです。
しかし10月30日のスペシャルイベントで発表されると予想されているiPad ProはUSB-C端子を搭載しているとされます。それならこの充電器を使うことでApple Watchのバッテリーが減ってきたとき、その日家に帰る分くらいはiPadからすぐに充電できそうです。またiPad Proに付属する(はずの)USB-C充電アダプターを流用できるので、旅行や出張の荷物を減らすことも可能でしょう。
MacBookの充電アダプターを一つ持っていけば、MacBookもiPadもiPhoneもApple Watchも充電できるようになると考えれば、それも便利かもしれません。少し無理をすればiPad Proに付属する充電アダプターで全てをまかなうこともできそうです。
Apple Pencil 2もUSB-C?
iPad ProにUSB-C端子が搭載されるなら、同時に発表されると予想されているApple Pencil 2も当然USB-Cでの充電に対応するはずです。USB-C対応製品が増えていくなら、AirPodsのワイヤレス充電ケースもUSB-Cになるかもしれません。またAirPowerも電源と接続するケーブルはUSB-Cとなる可能性も否定できません。
ここまで進めば、来年のiPhoneもUSB-C搭載となる可能性まで出てきます。ユーザーにとって製品ごとにLightningとUSB-Cが並存する期間は短ければ短いほどいいので、この秋からApple製品のUSB-C化が一気に進んでいくかもしれません。