WWDCで発表されたiPadOSには噂どおりマウス対応機能が盛り込まれていました。USB接続、Bluetooth接続の双方に対応し、トラックパッドでもポインタを操作できるようです。しかしこの機能は標準機能としてではなく、標準のタッチ操作が難しい人向けのアクセシビリティ機能としての提供されています。
確かに便利そうでが
マウスでのiPad操作に対応したことで、SmartKeyboardと合わせてiPadをノートPCのように使うことができます。AppleはiPadをノートPCの代替機と位置付けており、マウス対応はその流れに沿ったものとも考えられます。しかしAppleはマウスとの接続設定を「アクセシビリティ」の項目で行うようにしており、あくまで標準操作が難しい人がよりiPadを使いやすくするための設定と考えているようです。
Avec iPadOS 13, l'iPad se contrôle à la souris ou au trackpadhttps://t.co/3Mi8VX9azw pic.twitter.com/63mSmjosBV
— MacGeneration (@MacGeneration) 2019年6月4日
Twitterに投稿された上の動画でもわかるように、操作はスムーズでタッチ操作と並んでマウスでの操作がiPadの標準操作になってもおかしくはなさそうなのですが、Appleはタッチ操作はiPad、マウス(トラックパッド)はMacと住み分けを考えているのではないでしょうか。私もiPadを長く使ってきたユーザーとして、あくまでタッチ操作、直接画面に触れることでの操作にこだわって欲しいと思っています。なのでマウスの設定がアクセシビリティの項目にあったことに少し安心しています。
今後もiPadの高機能化にともなってその役割はどんどん増えていくと予想されます。それでもマウスが必要な作業はMacで、直感的なタッチ操作はiPadでという住み分けは明確にしておいて欲しいと思っています。