HomeKitのBluetooth通信範囲を広げる機器を9月に発売 屋外で安定利用なら必要か

Eveは自社のHomeKit対応製品のBluetoothの通信範囲を拡大する「Eve Extend」を近く発表し、9月には販売を開始すると報じられています。Appleが提唱するホームオートメーションプラットフォームも認知度が高くなりつつあり、製品が増え、用途が拡大してきたことでこうした製品が必要になってきたのでしょう。私の使い方でもBluetoothの通信範囲では少し不安定さを感じることもあるので、こうした製品が出てくれれば助かります。

eve extend

屋外利用で威力を発揮

Eveの販売するHomeKit対応製品はハブが不要で、そのままホームハブに設定したApple TVやiPadとBluetoothで通信して操作できるようになっています。しかし大抵のBluetooth機器の通信範囲は10mほどで、リビングにハブを置き、HomeKit対応製品を屋外に設置する場合は通信(操作)が不安定になります。そうした不安定さを解消するためWi-Fi通信で中継することでBluetoothの通信範囲の狭さをカバーしようとする製品が「Eve Extend」になります。

私はEve Degreeを屋外に設置し、その温度の情報を常に確認したいのですが、Apple TVとの距離が20m以上離れているため通信はかなり不安定です。外出中に温度を確認しようと思ってホームアプリを開いても「応答なし」と返されることも多くあり、他の機器と安定的に連携させることは難しい状態です。もしEve Extendで安定した通信が可能なら屋外の温度計や湿度計の情報をオートメーションのトリガーにして、ファンを回す(止める)、散水する(止水する)といったことに繋げられそうです。

macos mojave

Eve Extendにはかなり期待します。安定したホームオートメーションには安定した通信が不可欠です

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