メルペイがQRコード満足度No.1 誤差の範囲の気もするが…

MMD研究所がQRコード決済についての満足度調査を行いました(QRコード決済利用上位6サービスの総合満足度は64.7%)。乱立気味のQRコード決済でより多くのユーザーを集めるためには満足度は必須なのですが、その満足度でメルペイがトップだったとの結果が出ています。

メルペイ

メルペイには可能性

メルペイはQRコード決済だけでなく、Felicaを使ったiD(Apple Pay)に対応しており、入金は口座からのチャージ以外にもメルペイでの売り上げ代金も使える利便性があります。メルペイで販売した代金をそのままコンビニやドラッグスト、スーパーなどでの日々の買い物に使えるという特徴は他の「xx Pay」にはなく、メルペイの発展余地にもなっています。しかしこの特徴がメルペイの満足度を押し上げているかと言えば、そうとは言い切れなさそうです。

メルペイ

実際、メルペイの満足度(とても満足 17%、やや満足54%)は2番手に位置するLINE Pay(とても満足 12%、やや満足 56%)と大きな差はありません。とても満足という回答でもPayPayが16%、楽天ペイが14%と続いており、メルペイの満足度が他のサービスに比べて格段高い訳ではありません。今のQRコード決済の満足度は横一線で並んでいるという状態でしょう。

個人間送金に期待

QRコード決済の満足度は各サービス横一線の状況ですが、確かにメルペイには可能性を感じます。Apple Payに対応していることで、決済サービスとしての利便性はかなり高くなっています。ただ物理カードが発行されないため、iDが使えない店舗でメルペイが使えないデメリットがあります(そこをQRコード決済が解決するには時間がかかるでしょう)。また個人間での送金サービスが提供されておらず、これも他サービスに遅れを取っている部分です。

line pay

LINE Payの個人間送金

Apple Payに対応し、個人間送金ができ、物理カードがある。これの3つを揃えられれば、メルカリとの連携ができるメルペイの満足度はさらに上がるはずで期待しています。ちなみにau Walletは3つ全てに対応しているのですが、出金にはじぶん銀行の口座が必要など利便性の面で今一つの状態です。どこのサービスが全てを満たす便利な決済サービスを提供するのか、それが横一線の勝負の分かれ目になりそうな気がします。

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