iPadOS 14の新しい機能の一つとしてWWDCで比較的大きく発表された「スクリブル」はApple Pencilを入力デバイスとしてさらに進化させるものとして注目されています。しかし手書きで入力してそのまま文字に変換されるのはアルファベットと数字、記号のみで日本語には全く対応していません。
全てApple Pencilで
iPadOS 14のスクリブルは、手書きの文字をテキストに変換してくれるだけではありません。Apple Pencilを文章の上に線を引くように動かすとその範囲テキストを選択したり、単語や文章の上にグチャグチャっと線を引くとその部分のテキストを削除できたり、テキストの間に手書きで単語や文章を挿入したり、キーボードをつけなくてもある程度の文字入力が可能になります。
またiPadの検索ボックスやWebブラウザのアドレスバー、メッセージ作成画面などさまざまな場所に直接手書きでテキスト入力が可能になっており、iPadの入力デバイスとしてApple Pencilを頻繁に使うユーザーにとってかなり重要な新機能になっています。しかし手書き入力でテキストに変換してくれるのはアルファベット、数字、記号のみ、要するに日本語には対応していません。
iPadOS 14のスクリブルで強引に日本語を入力すると。 pic.twitter.com/4eFljynHh1
— ふーてん (@hu_ten_) September 17, 2020
無理矢理日本語を入力すると、iPadOS 14も無理矢理記号や数字、アルファベットに変換してくるので、スクリブルは日本語では全く使えない機能です。いつの日か、アップデートで対応するかもしれませんが、その時まで待つしかないのでしょう。私自身はスマートキーボードとマウスで入力しているので、日本語非対応の影響はあまりないのですが、iPadの可能性を広げるという意味でスクリブル機能の日本語対応に期待します。