新しいiPad mini、意図的に性能・機能を抑えてる?

先日Appleが開催したスペシャルイベントでiPhone 13と同じくらい注目を集めたのが新しいiPad miniでした。そのiPad miniの性能、機能で気になる点が浮上しています。

iPad mini

処理性能を抑制?

iPad mini(第6世代)はiPad Airと同じデザインを採用し、iPhone 13 Proと同じ5コアA15 Bioncチップを搭載し、5G通信に対応したモデルとして発表されました。最新のチップを搭載したことでこれまで以上の処理能力が期待されたのですが、Appleは意図的にiPad miniの処理性能を抑えているようです。

A15

ベンチマークサイトに登場したiPad mini(第6世代)のA15 Bionicチップの処理性能はiPhone 13 Proの同チップの性能より、2〜8%落ちていることがわかっています。なぜ性能が抑えられたのか詳しい理由は分かっていませんが、そこにはAppleなりの意図があるのは確実です。なお数%の性能の差は実際に使って実感できるケースはほとんどないと考えられます。

ミリ波に非対応

iPad mini(第6世代)はiPad Proと同様に5G通信に対応したことで、利用の幅が大きく広がったのは確実です。しかし米国版でミリ波に対応するiPad Proに対して、iPad mini(第6世代)は米国版でもミリ波には対応していません。

5G

日本ではiPad Pro(iPhone 12、13)もミリ波に対応していないので、非対応になったことで日本のユーザーには直接影響があるわけではありません。Appleにとってあまり普及していないミリ波に対応するためにわざわざ別のアンテナを搭載する、別モデルを用意することはコスト的に不合理だったからと考えられます。

このようにiPad mini(第6世代)は微妙に性能や機能が抑えられており、結果としてiPhoneやiPad Proとの違いになっています。この違いを作るためにAppleがわざと性能、機能を抑えたとはあまり考えられませんが。


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