昨年、iPhoneが衛星通信に対応するとの噂がありました。しかし結局、iPhone 13には衛星通信機能が搭載されず、この噂は忘れられたかと思われましたが、また今年も同様の噂が出てきました。
イベントのイラストが人工衛星?
iPhoneが衛星通信に対応するとの情報は比較的信頼度の高いアナリストやジャーナリストが昨年報じたのですが、結局、iPhone 13には衛星通信機能は搭載されず、情報自体が忘れられていました。しかしiPhone 14の発表直前になって再び同様の情報が出てきました。今回はiPhone 14が発表されるイベントのイラストが人口衛星っぽいというオマケもついていて、期待感を煽っています。
とはいえ衛星通信は緊急時のテキスト通信に限られるようで、山奥や大平原のど真ん中で通話やインターネット接続が可能になるわけではなさそうです。考えられる用途としては登山時の緊急通報やドライブ時のトラブル処理、外洋での海難事故の通報が考えられ、便利さを追求した機能というよりもユーザーを守る機能といった色合いが濃そうです。
Apple Watchも対応へ
iPhoneが衛星通信に対応するとの情報を提供したジャーナリストは将来的にApple Watchも衛星通信に対応するとも予想しています。こちらも緊急通報のみの対応とされますが、Apple Watchをつけて登山、スキー、オープンウォータースイミングなどをしている際の緊急通報が携帯電話のエリア外からも可能になるのは一つのメリットになるでしょう。
しかしこれまで圏外で緊急通報ができなかったという経験を持つ人はそれほど多くないでしょう。そのため衛星通信機能がiPhoneやApple Watchをすぐに便利にするわけではなく、万が一に備えた機能になるのは間違いありません。