8日未明に開催されたAppleのスペシャルイベントではかなり多くのことが発表されました。中でも日本のユーザーの関心が高かったのがiPhone 7/7 PlusとApple Watch series2でのFeliCa対応(日本でのApple Payサービスイン)でした。以下、その概要をまとめます。
店舗での利用はiPhone 7、Apple Watch series2が必要
FeliCaを使ったApple Payは様々な利用シーンに対応します。通常のSuicaのようにコンビニなどでの買い物、コーヒー店やタクシーでの支払い、改札の通過が可能です。しかしこれらが使えるのはFeliCaチップを搭載したiPhone 7/7 Plus、Apple Watch series2が必要です。
iPhone 6/6s/Apple Watch series1などでもApple Payは利用できますが、ネット通販などの決済に限られます。なので日本でApple Payを便利に使うのであればiPhone 7/7 PlusもしくはApple Watch series2が必要になります。
クレジットカードも利用可能
FeliCaを使ったApple Payでは電子マネーとしてSuicaが利用できます。手持ちのSuicaカードをiPhone 7にかざすだけで設定が完了します。登録したクレジットカードからiPhoneの操作だけでチャージもできるので、駅やコンビニでチャージする必要もありません。
また一般のクレジットカード、プリペイドカードもFeliCaを使ったApple Payで利用できます。一部登録できないクレジットカードもありますが、多くのカードブランド、発行会社がすでに対応しています。この場合、iDやQUICKPayとしてApple Payを使うことになります。クレジットカードのポイントを貯めている場合などは、Suicaとして使うよりもこちらをメインに使うのがいいかもしれません。
利用は10月下旬から、iOSのアップデートで対応
日本でのApple Payサービス開始は10月下旬と告知されています。交通機関での利用も同時期に可能になるので、一部で報道されていたような遅れはないようです。Apple Payはソフトウェアアップデートで使えるようになると説明されており、この時期にiOS 10.1のリリースがあると予想されます。既にSuica、iD、QUIKCpayが使える店舗は大量にあり、アップデート後、すぐに全国で使えるようになります。
なおiPhoneでFeliCaを使ったApple Payが使えるのは日本で販売されたiPhone 7/7 Plusに限られます。海外で購入したiPhone 7/7 PlusにはFeliCaチップは搭載されません。グローバルモデルへの搭載を期待していたので非常に残念ですが、将来的な搭載に期待します。