次期iPhone（iPhone 8？）の情報は例年に比べて比較的早い時期から多く出ていました。ベゼルレスになる、ホームボタンが廃止される、曲面ディスプレイを採用、顔認証・虹彩認証に対応など枚挙に遑がないのですが、これらの多くは30日未明に発表されたGalazy S8/S8+に搭載されたものでした。
30日に発表されたGalaxy S8
どこか変だった次期iPhoneの情報
毎年、次期iPhoneの機能やデザインは製造工程に入るか、入らないかの6月頃に多く出てくる傾向がありました。この段階でも情報の信憑性は低いのですが、発表が近づくにつれて具体的な情報が増えて、発表イベントは答え合わせの場となります。しかし今年は年明け頃から「次期iPhoneは画期的な機能を搭載する」という情報に始まり、デザインは大幅に刷新され様々な機能が一挙に搭載されるとの情報が駆け巡りました。
しかし情報の多くはGalaxy S8/S8+のものだったと可能性も考えられます。情報を提供する側も、伝える側も「Galaxy S8の情報」とするよりも「次期iPhoneのリーク情報」とした方がインパクトが大きなことは知っています。どこかで様々な意図が働いてGalaxyの情報とiPhoneの情報が混同した可能性は大いに考えられます（これまでもこういうことはありました）。
本当の次期iPhoneとは
ここまで情報が先走ってしまったため次期iPhoneへの期待はかなり高まっています。本当に噂されるようなiPhoneが発売されるのでしょうか。それとも噂はある程度正しく、ある程度間違っているという形の製品が出てくるのでしょうか。実はiPhone 8はiPhone 7sに遅れて発売になる、現時点では試作段階、など次期iPhoneについての情報も安定しません。どこまで本当の情報なのか、どこまでGalaxyの情報が混じっているのか、しっかり見極める必要はあるでしょう。
もしかしたら6月のWWDCで発表されるiOS 11に次期iPhoneに関するヒントが隠れているかもしれません。それまでは溢れてくる情報を真に受ける必要はないかもしれません。ただ一つ言えることは30日に発表されたGalaxy S8の完成度は高そうで、次期iPhoneの強力なライバルになりそうだということです。どこまで噂にある機能が盛り込まれるかはわかりませんが、Galaxyに負けない次期iPhoneを期待します。