Chrome「保護されていない通信」の表示開始

GoogleはmacOS、Windows向けWebブラウザ「Chrome」の最新版をリリースしています。このバージョンから通信を暗号化していないサイトはアドレスバーに「保護されていない通信」と表示されるようになりました。殆どのサイトで暗号化に対応しているのですが、それでもまだ一部に未対応サイトがあり、これらサイトが一目で未対応だとわかるようになりました。

chrome 68

livedoorブログは全て未対応

暗号化に対応したサイトはアドレスバーに「保護された通信」と表示されます。しかし無料ブログサービス大手のlivedoorは未対応となっており、livedoorのサービスを使って構築されているブログにアクセスすると「保護されていない通信」との表記が出てきます。それ以外にも官公庁や地方自治体、大手企業のサイトでも暗号化に対応していない事例が散見されます。

livedoor

保護されていない通信」と表示のあるサイトは通信の暗号化に対応しておらず、クレジットカード情報などの個人情報を入力するのは控えたほうがいいでしょう。これまで暗号化されていないサイトのアドレスバーには「i」を丸で囲んだ小さなマークが表示されているだけでしたが、最新のChromeからはかなり目立つようになっています。

Safariでは鍵マークの有無で判断

デスクトップ向けのChromeではより目立つ形で暗号化対応サイトかが判別できるようになったのですが、Safariでもアイコンによって暗号化の有無を判断できます。iPhoneやMacのSafariでWebサイトを開いた場合、アドレスバーに「鍵」マークがついていれば暗号化対応サイトになります。

safari

鍵マークがついていなければそのWebサイトは暗号化に対応しておらず、そこでの重要な情報の入力などは避けたほうがいいとされます。Appleもユーザーのセキュリティに関しては大きな関心を持つ企業であり、Googleの方針を受けてSafariでももっと目立つ形で暗号化対応の有無を表示するようになるかもしれません。

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