Apple Watch発売から約1年半、9月7日(日本時間8日未明)に開催されるスペシャルイベントでようやくApple Watch2が発表されると予想されています。Apple Watchは発売当初から賛否が対立する製品でもありました。Apple Watch2はその「否」をどこまで解消できるのでしょうか。
Apple Watchはダサい
「ダサい」は昨年のApple Watch発売当初からある否定的な意見の代表格です。カッコいいか、ダサいかは主観による部分が大きく、簡単に解決できる問題ではありません。Appleも高級ファッションブランドと組んで、Apple Watchをスタイリッシュに演出する試みを続けています。
Apple Watch2の登場で劇的にカッコよくなるわけではなさそうですが、これまでのAppleの取り組みでファッション性は大きく向上していると思います。発売当初はバンドの種類が少なく、誰かと同じ色、モデル、バンドのApple Watchになってしまう懸念がありましたが、すでに多くのバンドがリリースされたことで、この心配はほぼなくなりました。
Apple Watch2の発表と同時に新しいバンドも発表されれば、さらにApple Watchのファッション性も高まるのではないでしょうか。
Apple Watchは高い
昨年のApple Watch発売時の価格は最も安い38mmのスポーツモデルで4万2,800円とスマートウォッチとしては高額でした。しかし、その後Apple Wathcは全体的に値下げされており、最安モデルの価格は3万6,800円にまで下げられました。
さらにApple Watch2の価格設定では直近の円高が反映される可能性が大きく、同じく38mmスポーツモデルで2万9,800円もしくは3万1,800円程度まで価格が下がる可能性もあります。そうなれば「高い」という批判も少なくなるのではないでしょうか。
Apple Watchはバッテリーが持たない
バッテリーの持続時間も発売当初から批判されてきた事項です。時計としてみた場合、少なくとも2日に1回(理想を言えば毎日)充電が必要なApple Watchは不便と言わざるを得ません。この問題はwatchOS2でも改善が試みられています。
またApple Watch2では搭載するバッテリー容量が36%増加するようです。これで多少の持続時間延長も期待できます。2日間、確実に充電なしで利用できるようになれば、バッテリーが持たないという印象も大きく変わると思います。
アプリの処理が遅い
Apple Watchを実際に使ってみて、最も不便に感じるのがアプリの立ち上がりの遅さです。地図アプリなんかはなかなか地図が表示されません。Apple Watchに搭載されているCPUの性能が低いためでしょう。これはApple Watch2とwatchOS3との組み合わせで解消されていてほしいです。
どうやらwatchOS3はアプリの立ち上がりは早くなっているようです。ぜひApple Watch2にはもう少し高性能なCPUを搭載して、ストレスなく使いたいと思います。どのくらい性能が向上するか、7日のイベントで発表されるはずなので注目しています。
これら以外にもApple Watch2には注目点がありますが、とりあえずApple Watchの不満点を丁寧に潰していく形で改善されていてほしいと考えています。