YouTube、iPhoneでピクチャ・イン・ピクチャが再び誰でも利用可能に

YouTubeはiOS 14の標準機能であるピクチャ・イン・ピクチャを再び一般ユーザーでも使えるようにしています。YouTubeはiPhoneでのバックグラウンド再生をプレミアム会員専用の機能としており、ピクチャ・イン・ピクチャもiOS 14公開から数日後に一般ユーザーが使えないよう対策したのですが、方針が変わったのでしょうか、再び誰でも使える機能として開放されています。

ピクチャ・イン・ピクチャ

Safariからアクセス

iPhoneからYouTubeピクチャ・イン・ピクチャ機能を利用するにはYouTubeアプリからではなく、SafariからYouTubeにアクセスし、動画を再生する必要があります。これはプレミアム会員も一般ユーザーも同様です。iOS 14公開直後、一時的にプレミアム会員だけでなく一般ユーザーでもYouTubeでピクチャ・イン・ピクチャ機能が使えたのですが、YouTube側が何らかの対策を実施したため、この機能はプレミアム会員専用となってしまいました。

ピクチャインピクチャ

しかし10月2日、再びYouTubeのピクチャ・イン・ピクチャ機能が誰でも使えるようになっていることが確認されています。YouTube側が一般ユーザーにもこの機能を解放した結果だと考えられますが、現時点で何の発表もありません。なお現在の状態がこのまま続くのかは不明で、再び一般ユーザーには使えない機能になってしまう可能性もあります。

バックグラウンド再生も

YouTubeのプレミアム会員専用の主要機能となっているバックグラウンド再生もピクチャ・イン・ピクチャ状態なら可能です。SafariでYouTube動画を再生し、全画面表示にしてピクチャ・イン・ピクチャのアイコンをタップすればSafariを閉じても当然再生は継続します。さらに画面をOFFにすると、一旦再生は停止するもののロック画面から再生を再開できます。再生が再生されれば再び画面がOFFになっても再生が続き、音声のみのバックグラウンド再生へと移行します。

バックグラウンド再生

理想を言えばピクチャ・イン・ピクチャ機能がYouTubeアプリで一般ユーザーも使えればいいのですが、それに関してYouTubeがテストをしているとは報じられているものの、正式な発表はありません。将来的には使えるようになると予想されますが、その時期は現時点では不明です。

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